主計町「貴船」

ko-c2011-10-22

今日はお祝い事があって主計町にある「貴船」にランチに行ってきました!ここは人気の割烹で予約が取り辛いことで有名な店。ということで2ヶ月前くらいに予約を入れていただけに今日を楽しみにしていました!

季節感ある設えの玄関を入ってすぐの一階にある襖で仕切られたテーブル席へご案内。席に座って飲み物を一考。今日はお客様も多いらしく、格子戸の向こうでは仲居さんも慌しく働いている様子。頼んであったのは5000円の懐石コース。
まず運ばれてきたのは紅白の水引で飾られた重箱。銀杏の葉が季節感と彩りを演出。

水引を解いて蓋を開けると旬の食材が満載!子持ち昆布とせんなの和え物、いくらの粕漬けと大根おろし、銀杏とむかごの揚げもの、河豚皮のにこごり、ぶり照り焼き、柿に見立てたうずら卵と見た目もカラフル。ちなみにうずら卵の柿の葉っぱは昆布でできてます。

食前酒にはノンアルコールの柚子蜂蜜も出たけど、まずは池月ひやおろしで食事をいただくことに。

続いての椀物は小振りの牡蠣が入ったしんじょうに能登の手づみ海苔をのせたもの。練り物好きも唸るフワフワした食感と磯の風味が上品な出汁とハーモニーを奏でます。

お造りは鰤、ハタハタ、梅貝、甘海老ともう一つ何か忘れた(苦笑)けど、盛り付けも季節感のある飾り付け。鮮度も味も抜群。

焼き物は柳鰆の味噌焼き。付け合せは天然しめじと麩と里芋。味噌の風味と麩の食感、それに天然しめじの歯ごたえが美味。里芋もネッチリとした食感が里芋らしくて美味。

次に供されたのは、柿としめじの白和え。熟した柿の甘みと白和えの胡麻の風味が口の中をさっぱりさせるね。ここで池月が空いたので次はイタリアの白ワインへ。

続いては、炊いた蕪に香箱蟹を合わせ、豆乳と味噌を合えたものを乗せて焼き目をつけた椀。チーズだとこってりし過ぎて蕪の風味を損なうところだけど、豆乳ベースなので蟹味噌と和えられた香箱蟹の濃さも引き立ち美味至極。

この時点でお腹も一杯気味だったんだけど、次に出てきたのは鍋物の秋刀魚のつみれ鍋。鰯よりも臭みが無く、ホロホロとした食感のつみれ。太葱も甘くて美味い!柚子の風味も心落ち着くね♪美味すぎて全然食べれるし。

そして〆に供されたのは秋鮭の炊き込みご飯いくら乗せ。秋の親子丼状態です(笑)日本酒を入れて釜で炊いた炊きたてを出してくれるんだけど、もう少し蒸らしたほうが酒の風味が飛んでご飯の食感が良いと思ったのもあったのでお代わりしました。やはりお代わりした時のほうが美味かった。

食後にはコーヒーとデザートも付いてて、いちじく、葡萄、洋梨の入ったヨーグルトにいちじくシャーベット。こちらも秋らしい盛り付け。洋梨のしっとりした食感が美味かった。

1時間半ほどかけて贅沢な昼食を楽しませていただきました。お品書きもなかったので「次にどんな料理が出てくるんだろ?」という期待感もあって、しかもその期待を裏切らない見た目の美しさと味わいで人気があるのも納得。満足感に浸りたくて店を出てから少し東山界隈を散策して家路につきました。




う〜ん、また行きたい。