富士山行。

ko-c2006-08-05

日本人たるもの富士山に登らずしてどうなる!となると東京にいる内に行っとかないと!と思い以前から計画していた富士登山を決行!暑い昼間を避けて夕方から徹夜で登り山頂で御来光を拝んでから下山することに。
新宿からは京王、中央線、富士急行を乗り継ぎ河口湖駅に到着。ここから登山バスで河口湖口五合目を目指すんだけど乗るバスを一本遅らせて駅建物内のレストランでご当地名物「吉田うどん」で腹ごしらえ。芯のしっかりしたうどんはキムチとの相性も良く美味かった!それから水や夜食のおにぎりなどを購入していざ登山口へ。乗客には外国の人も結構多い。
登山口にはスバルラインを通って19時過ぎに到着。ここにはレストランもある大きなロッジがあるんだけどやはり値段は少々高め。レストランをチェックしてみるとスキー場並みの値段。河口湖駅で飯食べておいて良かった。準備運動をして登山スタート。
まずは河口湖の花火を眺めながら六合目を目指す。スタートから30分、ここまでは順調。でも7合目を目指すあたりからコースも岩場に。ところどころ四つんばいになって進む。しかも2,700mを超えたあたりから高山病の気配が。。立ち止まって暫くすると歩けるようになるんだけど全然歩き続けられない。数十歩進んで休みまた数十歩歩くことの繰り返し。足場も砂利が堆積していて思うように進まない。酸素缶も使ってみたけど、あまり効果があるのか判らなかったよ。でも晴れていたのでヘッドライトを消すと星空がとても綺麗。そんなこんなで、やっとの思いで8時間かけて午前3時半ごろ山頂に到着。
ちなみに途中にはたくさん山小屋があるんだけど中で休憩するには一人500円。自販機のジュースも400円。でも金剛杖は下界と同じく1,000円。山頂近くでは、なかなか進まない登山者の列に文句を言ったら反論された管理協会?のおじさんが切れてた。富士山はすごいところだわ。。山頂の山小屋も客引きが凄いし。でも山頂からは登山者のヘッドランプの列がとても綺麗に見えます。
閑話休題。御来光を見るべく運良く真正面の場所が空いていたのでそこへ移動。山頂は0度近い真冬の寒さ。持って行ったバーナーで湯を沸かしクラムチャウダーを飲んで待つこと1時間ほど、空の色が徐々に変化し念願の御来光が!天気も良かったのでとても美しい御来光でした。相方も初めて御来光を見たらしく大変感激してたよ。苦労した甲斐があったね〜。
せっかくの山頂なので3776mのピークにも行ってみる。もちろん記念写真はお約束。噴火口跡の地層?もすごいけど山頂周辺には流れ出した溶岩が丸太のように固まったものがそこら中にゴロゴロしていて、ここが火山だということを実感。
帰りは須走口へ下山することに。砂礫の中を走って降りる「砂走り」が名物のコース。途中までは河口湖口からの登山ルートを横目にしながら降りていくんだけど「なんでそんなに時間がかかったんだろ?」と思うぐらいの距離。やはり空気が薄いと登りは辛いね〜。ちなみに砂走りは深雪の斜面を駆け下りるイメージ。所々大きな石があるのでそれを避けるのが気を使うけどなかなか楽しい。でもスパッツは必需品です。あと砂ぼこりまみれになるので、それなりの覚悟が必要です。下りは3時間半で須走口五合目に到着。
帰りは御殿場駅までバスで移動しJRと小田急を乗り継いで箱根湯本の日帰り温泉「天山」に入ってから「はつ花」で自然薯が練りこんである美味い蕎麦を食べて今回の富士登山ツアーは終了。御来光は良かったけど、もう一度行くかといえば正直、微妙だな。。