北陸の小京都・金沢

ko-c2006-10-08

だけどまともに観光ってしたことない。だって地元民だもん。
なので観光客気分で街を見てみようと思い金沢駅改札口からスタート!東口バスターミナルに向かうと左手に観光案内所を発見したので早速情報収集。ふんふん、周遊バスってのがあるんだねぇ。でバス乗り場に向かうと長蛇の列。こりゃ2回ほど待たないと乗れないので他の路線のバスに乗ることに。でも判りづらいんだよね。看板も見づらい。ボランティアの人を張り付けるとか工夫すりゃいいのに。
まずは行った事ない「成巽閣」へ。ここは前田家13代斉泰が母親のために建てた建物。縁側から眺める庭やダイナミックな欄間、狩野探幽の掛け軸なんかがあってなかなか良い!
それから隣にある「伝統産業工芸館」へ。すると連休中の観光イベントで「『よしはし』の生菓子と抹茶がセットで300円」との貼り紙が。すかさず同じ敷地内の県立能楽堂別館に足を運ぶと建物の一角に造られた茶室に案内され生菓子と抹茶を堪能。こりゃお得。「伝統産業工芸館」は前田家の庇護の下で栄えた石川の伝統工芸について展示。特に感動したのは輪島塗りの漆黒の深さ!企画展で加賀刺繍も展示されていたけど精巧さにひたすら作品に見入る。伝統工芸の技を活かす現代生活向きの作品とかも展示。連休中ということで「二俣和紙漉き体験コーナー」なんかもあったよ。
その後は石川門へ抜けて金沢城公園をちらっと見た後、社会実験中の「兼六園周辺ループバス」で香林坊へ移動し長町方面へ。長町用水沿いにある「四季のテーブル」で治部煮丼で遅めの昼飯の後は長町を軽く散策し広坂方面に戻り昨日オープンした「能楽美術館」へ。1階では能の舞台の構成や出演者を判りやすく解説してくれていて2階では実際に能に使われている衣装や能面を展示してある。そうなると是非、能を見てみたいところ。能楽堂も18時くらいか20時くらいからやってくれていると夕飯終わった観光客も見に行けるんだけどね〜。そんなセットツアーやらない?金沢市さん?
その後は21世紀美術館で工業デザイナー「川崎和男」展を見物。でも展示方法が現代芸術風なのでよーわからん。工業デザインって使ってる中での美しさがあるものだから実際に触れたり使ってる様態で展示してあると親しみも沸くと思うんだけどな。
外に出るともう暗くなりかけていた。中心部にいろんな施設が集まっていて古いものも新しいものもある。こうやって見ると金沢って面白い街だね。地元民としては良い方向で伸び続けてほしいと切に願う。