山陰放浪記【3日目】世界遺産に温泉にアートに盛り沢山。

ko-c2008-08-03

朝日に染まる日本海を眺めながらモーニングコーヒーの後、今日は世界遺産に登録された石見銀山へ。
http://www.kankou.pref.shimane.jp/mag/07/07/ginzan.html
道の駅キララ多伎からは1時間弱で到着。世界遺産センター駐車場に車を停めて、歩いて大森集落へ。

早朝の集落は観光客も殆どいなくて、静寂そのもの。集落内には普通に生活している人の民家も多数あるので配慮が必要だよね。各家の軒先には「天領」と書かれた行灯が。夜はもっと良い雰囲気なんだろうね。

代官所跡まで下ってきたとろこで、始発のバスまで時間があったので、すぐ近くの城上神社へ。

ここは県の有形文化財に指定されているらしく、拝殿内天井には日光東照宮の薬師堂にもある「鳴き龍」が。丸印のついてる板の間に座って拍手を打つと、残響音が響きます。


「鳴き龍」を楽しんだ後は、8時50分の始発バスで手前の清水寺まで行き、そこから15分ほど歩いて唯一公開中の龍源寺間歩(坑道)へ。

外は30度近くあって暑いのに、坑道の中は15度とヒンヤリ涼しくて快適♪ところどころノミの跡や、鍾乳石化したものがあるんだけど、解説が少ないので、イマイチはっきりしない部分も。

間歩は途中までしか行けないので、新しく掘られた坑道を進んで外へ出てからは川沿いの遊歩道を下り、精錬所跡地などを見学しながら大森集落へ。
再び集落内を散策し、小腹が空いたので中村製パン店で「丁銀パン」(160円)を購入。チーズがトッピングされた焼きたてのパンに磯部餅が挟まっていて美味。

その後はバスで駐車場まで戻り、一路、温泉津温泉へ。

「元湯」は昔ながらの番台スタイル。貴重品は番台で預かってくれます。300円払って中へ。
湯船は2つに区切ってあって、一つは41度くらいのぬるい方。もう一つは45度くらいある熱い方。湯船の淵には、厚さ2cmほどの湯の花がこびりついていて、歴史の古さと温泉の濃さを実感。当然シャワーなんて生ぬるいものはなく、正に湯治の施設そのもの。
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濃い温泉を満喫した後は、温泉街へ至る通り沿いにある若林酒造で地酒「開春」の純米超辛口生を土産用に購入。前掛けで作ったトートバッグとかも売っていて気になったわ。
開春通信
さて、ここから大移動開始。ソフトバンクの携帯CMで有名になった「島根のおじさま」も見たかったけど、一人で行くのもなんだったので、東へ戻ることに。
まずは安来節で有名な安来市にある、2005年のバリスタ世界選手権で準優勝した人のお店「カフェロッソ」でカプチーノ

メニューによれば、可愛いアートを書いて出してくれるはずだったんだけど、流石にいい年こいた男独りの客には普通の柄でした。。

店はロケーションも良いので、お茶するには最高だね!スタッフのお姉さんも美人だったし(笑)地元客が多いことも信用できる感じです。
ロースター&バリスタ門脇洋之の「カフェロッソ ビーンズストア」
鳥取県に戻り、昔ながらの風情を残す、昭和のかおり漂う三朝温泉の河原の露天風呂へ。

しかし爺さん3人しか入ってなくて、すぐ側の橋の上の観光客からは白い目で見られる始末。でも世界有数のラジウム含有量なだけあって、良いお湯でした。しかし良い年こいた爺さんが全裸で川の方をうろうろしてるのもどうかと思うぞ。

そこから日の暮れた国道を更に南下。岡山県に入り、湯原温泉の砂湯を目指す。ここは前から入ってみたかった露天風呂。

到着したのは19時半過ぎ。辺りは既に暗かったけど、そのまま入浴。湯船の底は砂利で、その間から温泉がポコポコ沸いてる。しかもダムが目の前に見える絶景。すぐ横を流れる川面には靄がかかって幻想的な雰囲気。時間調整もあったので2時間ほどノンビリしてました。高校の同級生らしい若者たちは川に入って頭とか洗ってたけど大丈夫だったんかな?
そして22時ちょっと前に湯原ICから高速道へ。しかしあまりの眠さに加西SAで2時間ほど仮眠&京都東で高速降りてからも湖西道路を過ぎた滋賀県志賀町あたりで遂にダウン。コンビニの駐車場で力尽きました。。

写真は移動中に食べたお握り。タラモ=タラコとジャガイモのサラダらしい。。