能登の里海エクスカーション:1日目。

ko-c2008-09-14

この3連休、石川県では「能登エコ・スタジアム2008」というイベントが開催されていて、昨日は金沢市内のホテルでキックオフ・シンポジウムというのが開催されてた。
で今日から2日間は能登を舞台に5つのコースに分かれてのエクスカーション(共同野外調査)が開催されたんだけど、そのうちの里海エクスカーションに大人の事情?で参加。
でもいきなり出端を挫かれた。朝、金沢駅に集合なんだけど予定の電車に乗れずタクシーを使う羽目に(涙)
で、なんとか集合時間には間に合い、大型バスで一箇所目の活動地・高松海岸へ。ここでは飛来するシギとか渡り鳥の餌となっているナミノリソコエビの採取調査を見学。砂粒の大きさや海水表面域の海水濃度によって生息可能かどうかが決まるらしく、奥能登のほうにはそういった場所がないらしい。

お次は穴水町中居にある鋳物博物館へ。ここでは鋳物でできた鍋を使った製塩についてお勉強。中居の鋳物は北前船で遠く北海道まで流通していたらしい。

その後は輪島へ移動して稲忠漆芸館の2Fで昼飯の後、千枚田へ。地元で活動している人のお話を聞きながら千枚田を見学。一部、稲刈りが始まっていたね。

それから仁江海岸へ移動し揚げ浜方式での製塩作業を体験。これが一番楽しいし印象に残ったよ。揚げ浜塩田という言葉は知ってはいても、実際に作業を体験した人ってそんないないんじゃないかな?でも500円で体験できるらしいので、旅の思い出にこれは是非やってみるべき!
海水を染み込ませた砂集め→かん水(濃い海水)作り→磯からの海水運び→砂まきと一通りの作業を2時間ほどかけて実践したよ。


その後は曽々木にある今日の宿「横岩屋」へ。温泉に入って汗を流した後、窓岩に沈む夕日を見てから食談義。アルコールも入って楽しい夕飯となったよ。


夕飯後は宿の目の前の海岸で他の参加者たちと観月会。仲秋の名月が綺麗だったね。

そんな感じで1日目は終了。