南イタリア旅行:3日目

今日はナポリを離れ、岩穴住居群の世界遺産マテーラを経由した後、三角屋根の可愛らしい家が並ぶこれまた世界遺産アルベロベッロまでバスで移動。
雲に隠れたヴェスヴィオ山を左手に眺めながらアウトストラーダを走ること3時間でマテーラに到着。道中の車窓からは丘の上に築かれた街が多く見受けられたけど、マテーラもそんな街の一つ。しかし岩穴住居での家畜との共同生活は衛生状態も極めて悪く「イタリアの悪夢」と呼ばれたこともあるらしい。グラヴィーナ渓谷の斜面に沿って石造りの家が密集している光景は曇り空とも相まって独特の雰囲気を放っていたわ。

散策途中にはお土産屋も兼ねた岩穴住居サッシを見学。

ランチは地区内にある岩穴レストランにて。プリモは何か忘れたけど、セコンドが鶏のグリル、ドルチェにティラミス。
昼過ぎにマテーラを出発しアルベロベッロへ。近くなるにつれ三角屋根のトゥルッリと呼ばれる建物が所々に現れはじめた。地面を掘ると石がゴロゴロ出てくるらしく、その石を使って塀やら建物を造っているんだって。

ホテルにチェックインした後、歩いてアルベロベッロ散策へ。部屋は狭かったけど世界遺産地区へは徒歩圏で便利だったね。
世界遺産地区はリオーネ・モンティ地区とアイア・ピッコラ地区の二つの地区から成っていて、リオーネ・モンティ地区は教会があったりお土産屋も至る所にある観光地然とした感じ。教会近くのお土産屋さんの前を通ったら「眺めの良い屋上に上がらせてあげるよ」と言うので屋上からの眺望を楽しんでみたり。

アルベロベッロ白川郷と姉妹提携を結んでいるらしく、ここの店主のマリアさんは5回も日本に行ってるとの事でかなりの日本びいき。店の2階には白川郷と筆書きされた大きな提灯もあって、写真やら本やらいろいろ見せてくれたよ。お土産の織物も品質が良くて購入。
これに対してアイア・ピッコラ地区は素朴な風景で、これはこれで良い雰囲気。夕暮れ時で人が少なかったこともあって、ゆったり散策することができたよ。

晩飯はホテル近くのレストランで。プーリア州名物の耳たぶ形パスタ(オレキエッテ)と地物ワインで気持ち良く酔っ払いました。