香箱蟹シーズンに小松弥助。

香箱蟹解禁となったこの時期にお話をいただいて4年振りに小松弥助に行ってきました!

予約は13時の回なので少し早めに金沢茶屋に着いて今回ご一緒させていただく皆様にご挨拶。けれど前の組がかなり押して店内に案内されたのは13:45過ぎ。

お誘いいただいた方のご好意でカウンター正面に着席。大将の森田さんも91歳とご高齢で普段14:30の回はもう握ってないらしいんだけど、この日は13時の回も最初に顔を出してくれただけで握りは七尾・信寿司の刀祢さんでした。

飲み物に瓶ビールでプレモルをシェアで頼んで、最初に供されたのはマグロ漬け。ネタが出てきた時から漬けにされたマグロ赤身の良い香りが漂い、口に運ぶと漬けの酸味とこのわたのコクが絶妙に絡み合う至福の逸品。弥助の漬けは本当に美味しいと思う。

その後は綺麗に甲羅に盛り付けられた香箱蟹。中はコッボコボの身と内子が満載。もう幸せという言葉しか浮かばない。

お次は三枚おろしで有名なアカイカ。以前と比べて煎り胡麻も少しすりおろされたものになり、身を追い盛りするスタイルに変更されていました。個人的には以前の森田さんスタイルの方が好みかな。

炙りトロは舌の上にのせているとホロホロ溶けて逝きました。。

ここで飲み物も弥助オリジナルラベルの神泉大吟醸にチェンジ。

お次はバカラのグラスに盛り付けられた弥助スペシャリテの白山。トロ、とろろ、ウニが混然一体となって、白山どころか器の中で三霊山詣ですよ。バカラのグラスもシンプルなデザインのものでした。

お次は甘鯛。軽く炙られたことで香ばしさで脂ののった身の甘味が引き立つ素晴らしい一貫でした。

煮蛤もツメと煮出汁の味が染みた蛤のハーモニーが素晴らしい。

コハダ、香箱の軍艦「雪もみじ」と進み、大好きな穴子。柚子皮を振られたフッワフワの身がもう堪りません。

丁寧に包丁の入った梅貝、甘えびも鮮度抜群のプリップリ。

焼きたて熱々のうなきゅうも脂ののった鰻と海苔がもう美味すぎて言葉にならない。。

鰻に続いて秋山水産のウニをこぼれそうなほど乗せたウニの握り。口幸の極み。

甘鯛のお吸い物も上品な出汁の味が最高。

煮鮑も身が厚い!

そして最後はトロの身を叩いて作る本当のネギトロの手巻きで〆となりました。海苔からネギトロがはみ出してます。

今回お誘いいただいた方は、その日あるネタを全部出してもらう注文の仕方ということで金額もそれなりに。お土産にばらちらし5,400円も頼んだのでお会計は33,400円でした。しかしこのばらちらしも今日のネタ全て入ってる超豪華版なのでその価値は充分あるかと。

しかし予約が全然取れなくなってきているので次行けるのはいつになることやら。。